IS01について思ったことなど。

え、IS01を手に入れて明日でちょうど2週間。
ですから、とりあえず今までの感想とか、思ったこととかをちょっとメモっておきましょうか。
 
僕がIS01を買おうと思ったのは、僕がauユーザーであること、そしてスマートフォンが欲しくて仕方がなかったことなどが背景にあるのですが、最終的な決め手になったのは、その形状が自分の利用目的にかなりマッチしていたということです。
 
auのケータイを使っていて、何がイヤかっていうと、SNSツイッターで感じる「文字入力の不自由さ」なんですよね。
モバツイなんか使っていると、頻繁に入力したはずの文字が消えてしまったりして、歯がゆい思いをしていたんです。
それに普通のケータイではWebページの一文をコピー&ペーストしたり出来ません。引用できないっていうのは、とてももどかしいもんです。
 
で、IS01が発表されたとき、写真をみて僕はうなりました。
「コレ欲しいけど、どーやって電話すればいいの?」
ちゃんと指で打てるフルキーボードが付いているなんて、僕としては理想的なものではありますが、少なくともこれは電話とは言えないと、僕は思っていたわけです。
でも、よく良く考えてみると、僕の場合、ケータイで電話することってほとんど無いんですね。
いや、平日は毎日、一度だけ電話します。そう、帰るコールですね。
ですから、別に僕が持つ端末は電話じゃなくてもいいんですね。
 
そう考えたら、とっても気が楽になりました。迷わず買ったらいいんです。
例えばネットの評判が最悪であったり、よくわかんない専門家っぽいお姉ちゃんがこんなことを書いていたとしても、多分これが、僕の中では最高の選択だと、僕はその時思いました。
 
ところが、更に面白いことになりました。
それは、あのISデビュー割ってやつですね。
おかげで僕は、今までのケータイをそのまま持ちつつ、IS01を使うことができそうだということがわかりました。
ここまで来たら、もう買うしかないなと思い、発売日から数日後に名古屋のビックカメラに買いに行くことにしました。
 
その前に、一度だけホットモックを触る機会があって、使い方を予習していなくてよく解らなかったのですが、IS02と比較して直感的に分かりやすく、少なくとも自分のニーズを満たすものだという確信を得ることが出来たのも、購入に至る判断材料でした。
 
で、購入してからというのも、基本的に通勤中と帰宅してからはほぼすーっとIS01を触っているのですが、まず一番気に入ったのは、画面の大きさでした。
モバツイを利用していた時は、ケータイの画面サイズの制限もあって、非常にTLを追いにくく、乗りたい流れに乗れないという、もどかしい気持ちがあったんですが、IS01はその点非常に文章が読みやすく、モリサワの新ゴフォントのおかげで更に文字を追いやすくなっているんですね。
今までのケータイのジャギったフォントではなく、しっかりとしたアウトラインフォントというのが、本当にありがたかったんですよ。
iPhone和文フォントは多分ヒラギノか何かだと思うんですけど、新ゴの方がフトコロが深くて個人的には読みやすいと思うわけです。
特に、僕みたいに毎日疲れ目の人間が読む分には、読みやすいと思いました。

画面はなかなか綺麗です。
まあ、iPhone4には及ばないでしょうが、YouTubeを見る分には全く問題ありません。ワンセグも見てみましたが、今まで使っていたケータイ(W61CA)よりも、しっかりと楽しむことが出来ました。
次に、トラックボール。これは優れものでした。
トラックボールのおかげで、文字入力さえしなければ片手でもおよその操作ができるんですね。これがすごい。
しかも、トラックボールのはキーとの組み合わせで違う操作ができるのも便利。
文章のコピペもこれでできるのは、僕にとってはとてもありがたい機能です。
 
操作感に不満はありません。予想以上でした。
最初はアプリを立ち上げっぱなしで別のアプリを起動し続けてしまって、気がつくと7つ位立ち上がったままになっていて「なんだか重いなぁ」なんて思ってましたが、慣れてくれば同時起動のアプリもコントロールして使うことができますので、日記を書きながら調べ物をしたり、Webサイトを巡回しながら出てきた言葉の意味を内蔵辞書で調べたりなど、本当にマルチタスク万歳なのです。

そうそう、大きさなんですが、言われてるほど気になりません。僕は基本的に胸のポケットにIS01をいれていますが、そんなに違和感はありません。それとキーボードの大きさですが、僕個人としては両手持ちで親指入力よりも机の上に置いて人差し指二本とかで入力したほうがいい感じでした。
親指二本の場合、どうしてもシフトキーとかALTキーの操作が手間取ってしまうんですよね。それでも歩きながらツイッターでつぶやくくらいは余裕でできます(でも端からみるとどうしてもニンテンドーDSにしか見えないんですが、それはそれで面白いですね)。

今は、アプリを色々ダウンロードして、より便利な使い方を模索している段階ですが、今の時点ではかなりいい買い物であったと思っています。
まあ、僕としてはそれくらいいい買い物だったということです。
まあ、不満があるとすれば、バッテリーの持ちがよくないこと。
でも、僕の場合はUSBのケーブルさえあれば、会社で充電ができるので、今のところは問題ありません。
他には、キーボードにバックライトが付いていると、寝床でブログ更新したりできるんですが、それがちょっと残念です。まあ、結局本体の開閉角度を狭めて画面の明かりを頼りに入力するという技を使えば、くらいところでも入力できますけどね。

以上がニ週間ほど使ってみた僕の感想です。
まあ、多くの人が言われているように、IS01というスマートフォンは古いバージョンのandroid1.6で動いてますし、あの大きさですから電話として使うのはなかなか恥ずかしいかも知れません。中には「デザインが悪い」なんてことを言う人もいるでしょうし、マルチタスクのせいもあって、「もっさりしてる」なんて感想を抱く人もいるようです。
 
でも、逆にいうと、新しいバージョンのOSが入っているスマートフォンは、必ず素晴らしいスマートフォンになるのか
というと、それは違うような気がします。
小さい携帯端末というものは、「操作感への不満」がのこります。そんなに指を立ててキーを打ち続けられるほど、僕は器用じゃないんです。
 
デザインが悪いっていう人の多くはiPhoneみたいにグラストップでテカテカしていないと、そう感じてしまうんでしょう。でも、それはデザインの良し悪しとは違う場所を見ているんじゃないでしょうか?
デザインって到着点が違えば文脈も替ります。ですからiPhoneがすべてのスマートフォンの指針になると思ったら大間違いだと僕は思います。
 
確かに時々動作がぎこちなくなるところはあります。
でも、ちゃんとマルチタスクで動く携帯端末だということを考えると、僕としてはとてもありがたいシロモノなのです。
 
 
 
まあ、この記事が6/30日以前に書かれたものだとすれば、「そんなハズカシイもの買おうとしてんじゃねーよ」なんてツッコミを頂きそうなんだけど、結果的には、皆さんがご存知かどうかは解らないけど、IS01/02共に品薄で、特にIS01に関して言えば、発売前の悪評からは想像もできないほど良い評価を得られたわけで、僕としては、とても嬉しかったりします。
しかも、ユーザーの4割がauの狙い通り(かどうかは知らないけど)女性だというところも僕は評価したいです。

……というわけで、IS01についてはこのへんにしておきますが、auにお願いしたいことがひとつあります。
それは、「あのガンガンいってるCMをとっとと終わらせて欲しい」ということです。
あんなCMを無駄に流すんじゃなくて、IS01みたいに信念を持って良いサービスや製品を提供してさえくれれば、僕はこの先もずーっとユーザーでいたいと思います。
 
でも、auのCMって基本的に大嫌いです。
 
「庭」だったり「ダウンローズ」だったり、今回の「ガンガン」とか「ピン子」とか……バカにしてんのか?って思います。
 
広告費、もっと考えて使ってくださいね……。

追記:
IS01の購入価格ですが、約35,000円だったところをポイントで20,000円引きで購入。購入後にビックカメラの商品券5,000円分を頂いたので、実質、購入金額は約10,000円でした。とてもお買い得だと思いました。まる。