自分が望むものって、最終的には自分で何とかするしか無い。

……と思うようになった。
というのも、自分が作りたいCMSについて、いろいろと頭の中で構想をねっているわけなんだけど、それはすべて自分が「こういう物を作りたい」や「こういう部分を楽にしたい」という欲求があってのこと。それがなければ、わざわざプログラムを学んで何かを作ろうなんて、面倒くさくてやる気がしない。
僕がプログラムを学びたいと思うに至ったのは、最終的には「自分で考えた仕組みを形にしたい」というところにあって、プログラムはあくまで手段でしかない。
そういった手段って、目的があってこそのものだと思うわけです。

人生の目的なんて、人それぞれ。
僕がやりたいことなんて、僕がやればいいことであって、他の誰かのことなんて、ぶっちゃけどーでもいいんです。
それは他の人にも言えるわけで、その人がやりたい事をやればいいんですよね。
それは、どこであってもおんなじだと思うわけです。

やりたいからやる。それが大切。
本当にやりたいのなら、勝手に始めるはずですよね。誰かに強制されるんじゃなくて。

同じように、やりたいのなら自分で手を動かすべきだと思う。
誰かに期待するんじゃなくて、自分で自分の理想を追い求めるべきなんじゃないかって思うわけです。
自分の理想のために、誰かに負担を強いるのは、僕は違うと思うんですよ。

最近借りた本に、「あなただけができることをやりなさい」という本があります。
エドガー・ダイクストラというIT界の偉人の言葉らしいのですが、この言葉に僕はとてもシンパシーを感じるんです。
「僕が出来ること」という事柄の中で、最も大切な事は「僕がやりたいこと」だからです。
それは僕の目的であって、そのためになら少々困難なことであっても、手段を学び道程を確かめて進むことができるわけですから、その二つの言葉は僕の中では同義なんです。

だから、僕はやりたいと思う。
でも、他の人はどうなんだろう? 僕と同じなんだろうか?
僕と同じじゃないかも知れない人に、僕と同じことを求めることは、僕にはできないんですよね。